リコージャパンがニシキプリント運営の就労継続支援事業所において障がい者雇用の取り組みを支援

リコージャパン株式会社(社長執行役員:木村 和広)は、印刷会社である株式会社ニシキプリント(代表取締役:宮﨑 真)が運営する就労継続支援事業所での、障がい者雇用の取り組みを支援します。具体的には、ニシキプリントが「就労継続支援B型事業所*1ワークサポートひなた(以下「ひなた」)」を2023年1月1日付で開所するにあたり、リコー製ガーメントプリンター「RICOH Ri 2000」の同施設への設置や作業工程の自動化などを推進してまいります。

ニシキプリントは、昭和42年の創業以来、障がい者雇用に取り組み、平成24年には就労継続支援A型事業所*2である「東広島自立支援センターあゆみ」の運営を開始しました。今回、障がい者雇用のさらなる発展のため、今後の需要拡大が見込まれる布印刷分野へ進出すべく、ひなたを開所するものです。

一方リコージャパンは、これまで「障がい者就労支援フォーラム」などのセミナーを展開しており、障がい者雇用を支えるためのソリューション提案に取り組んでまいりました。また、印刷事業者向けの課題解決型の提案活動「RICOH BUSINESS BOOSTER」を2022年1月より国内で展開、印刷業のビジネス拡大に向けて活動を強化しております。

ひなたの開所にあたっては、これらの取り組みの一環として、ガーメントプリンター「RICOH Ri 2000」をニシキプリントに提案、導入いただく運びとなりました。本製品は、布地のセッティングを簡単に素早く行えるよう、機器本体のテーブルが、布地の厚さに応じて最適な高さに自動で昇降する機能を有します。また、専用のメンテナンスキットを取り付けるだけで、本体ヘッド部分を自動でクリーニングできるなど高いユーザービリティで、障がいを持つ方の布製品の製作をサポートします。さらに、プリンターでの印刷事例や検証結果のデータを活用し、今後のユーザービリティの継続的な改善と、複雑な作業工程の自動化を推進します。

リコージャパンはこれまでも、複雑な形をしたマスク印刷に対応できる治具のような、障がいを持つ方が作業しやすい器具の提供や、働きやすいレイアウトの提案などを通じ、障がい者雇用の支援を行ってまいりました。リコージャパンは、障がい者雇用事業の支援活動や、リコー製品活用事例でノウハウを培い、今後も障がいを持つ方の仕事領域の拡大、生産性を向上させていく取り組みに貢献してまいります。